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ふるた たるひ/たばた せいいち・さく
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わらしこ保育園の園長は、ダンプみたいな男の人。子どもたちは海賊ごっこで園長を倒そうとします。
この作品は石巻市にあるわらしこ保育園の実践をもとにしたものです。そもそもは、1972年の教研集会の幼年教育の分科会に、この報告が出ていて、そうした資料を担当編集者の酒井さんが集めてくれて、その一つにこれがあったのです。つまり「すべり台がない。子どもがすべり台のかわりにお宮の石段ですべる」という報告があったのです。 そこで、その園を訪ねることになるのですが、その実践報告のところに、子どもたちが海賊ごっこをやったということが出てきます。その報告では、攻めてきた海賊と守るほうの海賊とが仲よくなってしまう話になっていました。それを変えてこの物語のようにしていったわけです。だから実践そのものとは、ほとんど関係なく話の筋は発展してきます。その中でねらおうとしたのは「集団の中での成長」ということでした。 人間、ことに子どもが成長していくには、むしろ集団の中でないと、成長発達というものは難しいのじゃないかという、ぼくの考えがあります。一人が一人で発達していくということじゃなくて集団の中で発達していく、そういう考えが、ぼくの中にある。それのあらわれということになるかもしれません。それが、遊びというふうなものをとおして出てくるということが一つあります。 子どもの生活の中で一ばん大きな要素を占めるのは遊びなんじゃないか、さらにいえば、手足を動かす遊びといいましょうか、体を動かし、手を使うというふうに考えたほうがいいかもしれません。そうしたものを、この作品の中に出したかった。『おしいれのぼうけん』の場合は室内の話でした。ここでは、はっきり野外での遊びを描いていこう、と思いました。 『おしいれのぼうけん』をつくった後に、ぼくたちは、「子どもというものは汗をかくものだ」ということを再確認、あるいは再発見しました。こんどは、外の緑の中で汗をかく、それをやってみようじゃないか、ということになりました。 (1978年4月5日 於童心社/児童文学作家・古田足日 談 「母のひろば」S53・4・15号より抜粋して転載) 絵本 卒業 入学 |
26.6×19.1cm |
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この作品は石巻市にあるわらしこ保育園の実践をもとにしたものです。そもそもは、1972年の教研集会の幼年教育の分科会に、この報告が出ていて、そうした資料を担当編集者の酒井さんが集めてくれて、その一つにこれがあったのです。つまり「すべり台がない。子どもがすべり台のかわりにお宮の石段ですべる」という報告があったのです。
そこで、その園を訪ねることになるのですが、その実践報告のところに、子どもたちが海賊ごっこをやったということが出てきます。その報告では、攻めてきた海賊と守るほうの海賊とが仲よくなってしまう話になっていました。それを変えてこの物語のようにしていったわけです。だから実践そのものとは、ほとんど関係なく話の筋は発展してきます。その中でねらおうとしたのは「集団の中での成長」ということでした。
人間、ことに子どもが成長していくには、むしろ集団の中でないと、成長発達というものは難しいのじゃないかという、ぼくの考えがあります。一人が一人で発達していくということじゃなくて集団の中で発達していく、そういう考えが、ぼくの中にある。それのあらわれということになるかもしれません。それが、遊びというふうなものをとおして出てくるということが一つあります。
子どもの生活の中で一ばん大きな要素を占めるのは遊びなんじゃないか、さらにいえば、手足を動かす遊びといいましょうか、体を動かし、手を使うというふうに考えたほうがいいかもしれません。そうしたものを、この作品の中に出したかった。『おしいれのぼうけん』の場合は室内の話でした。ここでは、はっきり野外での遊びを描いていこう、と思いました。
『おしいれのぼうけん』をつくった後に、ぼくたちは、「子どもというものは汗をかくものだ」ということを再確認、あるいは再発見しました。こんどは、外の緑の中で汗をかく、それをやってみようじゃないか、ということになりました。
(1978年4月5日 於童心社/児童文学作家・古田足日 談 「母のひろば」S53・4・15号より抜粋して転載)
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